前歯の傾きやねじれを短期間で治せます
歯並びの気になる部分だけを治したい。そんな時にオススメなのが部分矯正です。特に前歯は、ちょっとした傾きやねじれが口元の審美性を大きく低下させることがあるため、そこだけでもきれいに治したいと考えている方は多いです。京都府の宇治ゆうた矯正歯科なら、前歯だけの部分矯正をワイヤーによる方法だけでなく、マウスピース矯正でも対応できますので、関心のある方はお気軽にご相談ください。

前歯だけの部分矯正と全体矯正の違い
始めに、前歯だけの部分矯正と一般的な全体矯正の違いを確認しておきましょう。
【部分矯正】 今あるスペースを使って前歯だけを動かす治療 | 部分矯正で移動の対象となるのは、前歯だけです。具体的には、中切歯・側切歯・犬歯にブラケットなどの装置を装着して、歯を移動します。奥歯を動かすことはなく、抜歯が適応されることもないため、今ある前歯のスペースを使って矯正を進めることになります。必要に応じて歯の側面を削ることはありますが、微量にとどまることから、歯の移動範囲・距離も限定され、治療期間も短くなります。 |
【全体矯正】 全ての歯を動かして理想咬合を目指す治療 | 全体矯正で移動の対象となるのは上下全ての歯です。1歯対2歯咬合(いっしたいにしこうごう)という理想的な咬み合わせを目指して、上下の歯をダイナミックに動かしていきます。移動対象の歯が多い分だけ、長い時間もかかります。 |
前歯だけ部分矯正するメリット
前歯だけの部分矯正には、以下に挙げる4つのメリットを伴います。
歯並びをピンポイントで 治せる | 部分矯正では「上の前歯のすきっ歯を治したい」といったピンポイントなご要望にもお応えできます。装置を装着する範囲も限定されるため、患者様の心身にかかる負担を最小限に抑えられます。 |
矯正期間が短い | 動かす歯が少ない、装置をつける範囲が狭いということは、矯正にかかる期間も自ずと短くなります。標準的な全体矯正は1~3年程度の期間を要しますが、前歯だけの部分矯正なら数ヵ月程度で終わるのです。 「半年後の高校入学までに前歯をきれいにしたい」という希望も叶えることができるかもしれません。 |
矯正治療の費用を 抑えられる | 前歯だけの部分矯正は、矯正装置や取り付けにかかるコストなどを大幅に削減できます。標準的な全体矯正と比較すると、半額以下になることも珍しくありません。 そのため矯正治療にかかる費用をできるだけ抑えたいという方には、前歯だけの部分矯正が推奨されます。 |
さまざまな矯正装置を 選べる | 京都府の宇治ゆうた矯正歯科では、部分矯正に使用する装置として、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つの選択肢をご用意しております。周囲に気づかれずに前歯だけの矯正を終えたいという方は、マウスピースがオススメです。 |
前歯だけの部分矯正で治せる症状
前歯だけの部分矯正は、全体矯正よりも適応範囲がやや狭いです。以下の5つの症状であれば、前歯だけの部分矯正でもきれいに治しやすいといえます。
軽度な乱杭歯(叢生)

デコボコの歯並びである乱杭歯は、軽度であれば前歯の調整だけでバランスを取れることがあります。
軽度な出っ歯(上顎前突)
上の前歯が前方に傾斜していることで出っ歯になっている症例は、部分矯正でも治せる可能性が高いです。前歯が生えている位置に大きな異常があったり、骨格的な問題を抱えたりしているケースは、全体矯正が必要となりやすいです。

軽度な受け口(下顎前突)

下の前歯が前方に傾斜していることで受け口になっている症例は、部分矯正でも治せる可能性が高いです。出っ歯と同様、重症度の高い受け口は、全体矯正が基本となります。
軽度なすきっ歯(空隙歯列)
歯と歯の間に不要な隙間が存在しているすきっ歯は、症状が軽度であれば部分矯正で治せることが多いです。前歯を左右に動かして隙間を埋めます。ただし、前歯の隙間が埋まっても、その他の部位に新たな隙間が生じる可能性はあるため、バランスを考慮した治療が必要となります。

軽度な開咬(オープンバイト)

奥歯を咬み合わせた時に、上下の前歯部の間に隙間が生じている状態を開咬(かいこう)といいます。上下の前歯が傾斜していることで開咬になっているケースは、部分矯正で治せる可能性があります。骨格的な異常に由来する開咬は、全体矯正や外科矯正が必要です。
当院の前歯だけの部分矯正の方法
京都府の宇治ゆうた矯正歯科では、前歯だけの部分矯正の方法として、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つをご用意しております
ワイヤー矯正による前歯だけの部分矯正
歯の表面にブラケットとワイヤーを固定する方法で、3次元的な歯の移動がしやすいです。全体矯正では、24個のブラケットを装着するのが一般的ですが、部分矯正では6~10個に減らせます。患者様の歯並びの状態によっては、歯の側面を削ってスペースを作り出す処置などが必要となります。前歯だけの治療にかかる期間は、3~10ヵ月程度です。

マウスピース矯正による前歯だけの部分矯正

透明なポリウレタン製のマウスピースを使って、前歯の歯並びを治す方法です。今現在の歯並びとは少しだけ形が異なるマウスピースを装着し、矯正力をかけていきます。マウスピース矯正は、装置が目立ちにくい、歯の移動に伴う痛みが少ない、口腔粘膜を傷めにくい、食事や歯磨きを普段通りにできる、金属アレルギーのリスクがない、大切なイベントの時に装置を外せるなど、ワイヤー矯正にはないたくさんのメリットが得られるため、前歯だけの部分矯正でも人気を集めています。
歯科矯正用アンカースクリューについて
宇治ゆうた矯正歯科では、「歯科矯正用アンカースクリュー」という歯を効率的に動かすための器具にも対応しております。顎の骨にチタン製のネジを埋め込み、それを固定源とすることで、歯を休みなく引っ張り続けることが可能となります。その結果、矯正の仕上がりが良くなる、治療期間が短くなるなどのメリットが得られます。京都府宇治市で歯科矯正用アンカースクリューを使える歯医者をお探しであれば、ぜひ当院までご相談ください。
